
コーヒーダイエットの評価
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総合評価
ダメ
推奨
3
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金額
高い
安い
4
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手軽さ
面倒
手軽
5
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期間
長期
短期
2
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信頼性
危険
安全
2
ざっくり言うと
コーヒーダイエットとは、1日にコーヒーを3~5杯飲むダイエット方法で、食後に飲むと脂肪燃焼に効果的なのでおすすめです。
コーヒーには利尿作用によるむくみ軽減効果や、コーヒーの香りによる癒し効果だけでなく、コーヒーに含まれるクロロゲン酸によって脂肪が燃焼しやすくなると言われています。
カフェインの利尿作用により体を冷やしてしまったり、鉄分の吸収を妨げることもあるので体調と相談しながら行うようにしましょう。
コーヒーでダイエット、耳にしたことはありませんか?
コーヒーと言うと、眠気覚まし、リラックスするため、あるいは好きだから、と習慣的に飲んでる方も多く世界的にも定番の嗜好品です。
コーヒーで痩せるという話を聞いたことがあっても、その詳しいやり方や、効果をご存知の方は多くないかもしれません。そもそもコーヒーダイエットとは、コーヒーに含まれるポリフェノール「クロロゲン酸」にダイエット効果があると言われたことが始まりのようです。
しかし、インスタントコーヒーにもそのような効果が期待できるのでしょうか?
苦味が苦手で、砂糖やミルクを加えないと飲めない人もいらっしゃるかと思います。
砂糖やミルクを加えても、効果があるのでしょうか?
また、実際に「痩せた」という口コミはあるのでしょうか。
今回は、コーヒーダイエットの効果のある飲み方とコツ、さらにはコーヒーが飲みやすくなり、しかもダイエット効果が期待できる工夫も併せてご紹介します。
見出し
コーヒーダイエットで期待されている効果とは
脂肪燃焼がUP
コーヒーでなぜダイエットができるのか。
それは、コーヒーに含まれるカフェインと、ポリフェノールの一種であるクロロゲン酸にあります。
クロロゲン酸は脂肪燃焼に働きかけ、無駄な脂肪の蓄積を防いでくれます。
さらに、カフェインが中枢神経を刺激し、脂肪燃焼に働きかけるカテコールアミンという物質の分泌を促します。また、すい臓が分泌する消化酵素“リパーゼ”を活性化するため、脂肪燃焼を促進すると考えられています。
クロロゲン酸は、コーヒーの色や味、香りに影響する成分です。
『新・野菜の便利帳 健康編(著:名取 貴光)』では、「果肉のクロロゲン酸にも抗酸化作用があり、生活習慣病の予防や、ダイエットなどに効果が期待できます」と紹介されており、ダイエット効果が期待されていることがわかります。
むくみ解消!
コーヒーを飲むとトイレが近くなりますが、それはカフェインによる利尿作用の効果です。カフェインは血液循環を促進するので、代謝を高め、利尿作用によってむくみの解消や身体の凝りを和らげる効果が期待できます。
癒し効果
コーヒーを淹れると、なんともいい香りがしますよね。
この香りにはアロマとしての癒し効果があり、頭をスッキリさせます。
ダイエットの敵でもあるストレスの解消にも役立つのです。
初めての方へ!コーヒーダイエットの方法・やり方を紹介
コーヒーダイエットの方法は、読んでそのままコーヒーを飲むというシンプルな方法です。コーヒーは世界中で愛されている嗜好品。ライフスタイルの中に組み込みやすいこともメリットのひとつです。
コーヒーダイエットで「痩せた」という口コミはあるの?
そんなコーヒーを取り入れたダイエットへの口コミもTwitterを中心に多数発信されているんです。
今日はキャラマキ(^^)
最近、ストレスで朝ごはん食べれなくてコーヒー飲んで出勤ってのを繰り返したらものの一週間で痩せた。ピッタリめだったパンツが緩くなり腕時計も緩い…普段ゴムのレギパン履いてるから全く気付かなかったわ pic.twitter.com/TedUbLSJ82— yumi (@n23_yumi) 2016年4月9日
ミルクティ飲んでたら太ったからイラァっとしてミルクティ飲みたくなったらひたすらブラックコーヒー飲むってことをしてたら痩せたから最近はとりあえずブラックコーヒーを飲みまくってる
— ρiN◯Åは頑張る (@grandpinoa) 2015年3月25日
食後にコーヒー飲むだけラクラクダイエットは順調で2キロ痩せた!ムクミも少なくなった
— まぁ〜ちゃん@伽倻子さんに1票 (@maacyan122) 2015年9月8日
ここでは、そんなコーヒーダイエットを始めようと考えている方に、方法やコツなどをご紹介できればと思います。
※コーヒーを飲んだだけで痩せるというわけではなく、あくまで脂肪を燃焼しやすくなるということです。摂取カロリーが消費カロリーを上回る場合には、当然体脂肪が蓄積されてしまいます。また、実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。
インスタントでも良いの?コーヒーの種類の選び方
コーヒーには缶コーヒー、インスタントコーヒー、ドリップコーヒーなど様々な種類がありますが、どんな飲み方でも、どんな量でも、コーヒーを飲むというだけでカフェインの作用による効果は望めます。
ダイエットのために飲むには、やはり継続することが大事になります。そのためにも無理なく、自分に合ったコーヒーを飲むことから始めてみましょう。ダイエットに効果のあるクロロゲン酸の含有量はコーヒーの種類によって差はありますが、どの種類のものでも効果は得られるようです。
参考までに記載しておくと、ポリフェノールの含有量は、缶コーヒー<インスタントコーヒー<ドリップコーヒーというように高くなります。更に、ドリップコーヒーでは深煎りよりも浅煎りのほうがクロロゲン酸の含有量は多く、ダイエットへの期待値も高いようです。
1日に飲む量は、3~5杯が目安
カフェインは、体内に吸収され、その濃度は3~4時間ほどで半減するので、1日に4~5回にわけて飲むことで、効果が持続的になります。
飲みすぎが気になる方もいると思いますが、カフェインの摂取量が1日400~450mgでも、疾患にかかる危険の上昇はないと考えられており、それはカップの大きさやコーヒーの種類にもよりますがコーヒー5~6杯程になります。
1日の摂取量として、3~5杯を目安に考えましょう。
ただ、それ以上はカフェインの摂り過ぎになり、中毒症を起こす危険も否めないので、飲みすぎには注意してください。
ダイエット効果があるからと、沢山飲みたくなってしまう方もいるかもしれません。しかし、飲みすぎてしまっては、かえって体調を崩してしまいます。
コーヒーはホットがオススメ
これは単純に温度の問題で、ホットを飲むほうが身体が温まり、代謝が高まってダイエット効果が増すためです。アイスコーヒーでも効果はありますが、ホットコーヒーのほうがよりダイエット効果を期待できます。
朝に行うコーヒーダイエット
コーヒーには覚醒作用があり、朝コーヒーを飲むことで、その日1日を活発的に始めることができます。
活動的な日ほど仕事効率も上がりますし、脂肪燃焼にもつながります。
また、カフェインが消化器に働きかけ、便秘解消にも効果があるとされています。
朝コーヒーを習慣づけることで便秘の改善と共に、デトックスによるダイエット効果も期待できます。
朝、コーヒーを一口飲んだだけで、腸が動き出す。
便秘薬並みの効果☆— Yukari (@meimeiyukari) June 13, 2016
注意しなければならないのは、寝起きの空腹状態でコーヒーを飲む場合です。
カフェインの働きにより胃酸の分泌も促進されるので、空腹状態でコーヒーを飲むと胃を傷めてしまう原因にもなりかねません。
可能な限り、朝食と一緒にコーヒーを飲むようにしてください。
また、胃に不快感があるときはコーヒーをお休みしましょう。
食後に行うコーヒーダイエット
食後のブラックコーヒーは、なんか痩せそうだな。クルトンつまもうと思ってたのに、食欲が治まった。
— Sunrinsha (AT) (@sunrinsha) 2012年11月14日
コーヒーの脂肪燃焼効果は、もともと身体についた脂肪のみならず、食べたばかりの食事そのものの脂肪も燃焼してくれます。食後にコーヒーを飲むことは脂肪燃焼により効果的と言えるのです。
また、朝コーヒーダイエットでも述べた通り、空腹状態でコーヒーを飲むと胃を傷める可能性があります。その点でも、食後にコーヒーを飲むのは良いタイミングであると言えます。
コーヒーダイエットで「痩せない」「効果なし」とならないための工夫
コーヒー飲んでいるけど痩せない、効果がなかった!ということにならないようにするには注意点もあります。
すでにコーヒーを習慣的に飲んでいるけど、より効果が欲しいという方も、以下の工夫をあらためて意識することで、今までよりもダイエット効果が得られるはずです。
一緒に甘いものを沢山食べるのはNG!
食後にコーヒー飲むだけラクラクダイエットは順調で2キロ痩せた!ムクミも少なくなった
— まぁ〜ちゃん@伽倻子さんに1票 (@maacyan122) 2015年9月8日
ブラックコーヒーを飲んでいると、その苦味から、または習慣から、一緒に甘いデザートを食べたくなってしまうという人は少なくありません。
当然、甘いものを沢山食べてしまうとダイエットにはなりません。
まず、コーヒーを1杯飲み、一息ついてみてください。
食べたいという衝動も、コーヒーのリラックス効果とポリフェノールの働きで落ち着いてくるかもしれません。
効果が実感できない時にはお湯の温度を確認
飲んではみたものの、何の変化もなければ効果も感じられない!という方、飲み方を少し工夫してみましょう。
どのような飲み方でもコーヒーの効果は期待できますが、その効果をなくしてしまったり、効果以上に太る要素があったら、当然ダイエット効果は感じられません。
ホットコーヒーの方がオススメとお話しましたが、コーヒーを淹れる際に熱すぎる熱湯をそのまま注いでいませんか?
味の観点から、コーヒーに適した好みの温度は様々だと思います。しかし、もし熱湯を使っているとしたら、せっかくダイエットに効果的な成分を壊してしまっているかもしれません。
脂肪燃焼に働きかけるクロロゲン酸は熱に弱く、熱湯では失われると言われており、ホットの場合は80度前後がより効果的な温度と言われています。熱湯をそのまま注ぐのではなく、あらかじめ80度に設定されたお湯を使うか、少しさましたお湯を使ってみてください。
コーヒーを淹れるのがそもそも面倒!
コーヒーダイエットなるものが存在するのか……でもいちいち温めないといけないのめんどくさいからとりあえず毎日飲んで気が向いたらあっためよーっと
— アリノミ@低浮上極めぎみ (@dollar1102__) 2015年10月28日
もともと飲む習慣がなかった人がコーヒーをこれから飲み始め、こだわって豆挽き、ドリップを自分で始めたとしましょう。
コーヒーを飲むという習慣を取り入れるだけでも、ひとつ習慣を増やすことになり、さらにコーヒーを淹れる過程にこだわると手間が増え、続けるのが面倒になってやめてしまう……。そういった危険性もあるかもしれません。
何事も習慣ですので、続けてこそ効果もあがるというもの。
もちろん、こだわりの方法でコーヒーを淹れるのが楽しくて、コーヒーがさらに好きになるという方もいるでしょう。まずは自分にあった方法で取り入れてみてください。それが長く続ける近道です。
はちみつや牛乳を入れたいときは?
ダイエットに効果的だと言われているコーヒーですが、どうしても苦味が好きになれなくて飲めないという方も多数いらっしゃるかと思います。ここでお伝えしているのは、ダイエットのためのひとつの手段ですので、無理してコーヒーダイエットに挑戦する必要はありません。
ですが、もしどうしてもコーヒーダイエットに取り組んでみたいということであれば、コーヒーの味付けを変える方法をオススメします。
こんなことを言うと「牛乳や砂糖を加えれば飲みやすいけど、使いすぎは逆効果なのでは?」と不安に思う方もいるかもしれません。もちろん、大量に牛乳や砂糖を使うと、カロリーは跳ね上がり、むしろ太ってしまうということもあり得ます。
そこで、コーヒーを飲みやすくする砂糖と牛乳を少し工夫してみましょう。
コーヒーとはちみつ
砂糖のなかには低カロリーのものがあります。
ダイエッターの間ではよく知られている話かもしれませんが、人口甘味料などはむしろ身体の代謝を下げてしまい、ダイエットに逆効果という説もあります。
低カロリーの砂糖は、普通の砂糖よりもカロリーを抑えることができます。ただ、満足する甘さまで砂糖を加えると、その分しっかりとカロリーも上がるので、注意が必要です。そこでオススメしたいのが、はちみつです。
実は、蜂蜜は本当にコーヒーに合うのです! びっくりですが、体脂肪が気になる方にもおすすめ。 それは、蜂蜜は砂糖の2倍甘いから!半分の量で甘さは同じ! なので、カロリーカット!#コーヒー #蜂蜜 #はちみつ #体脂肪 #ダイエット
— Apicola (@ShopApicola) 2013年8月30日
はちみつは、程よい自然な甘みでありながら砂糖よりも低カロリー。また、糖分だけでなく、はちみつそのものには様々な美容効果があります。豊富なビタミン、ミネラルを含んでいてお肌にいいのは有名な話ですよね。
コーヒーとはちみつを組み合わせることでダイエット効果に加え、美容効果も期待できるとは嬉しい限りです!
コーヒーと牛乳
ダイエットのためにコーヒーを飲むのであれば、コーヒーに加える牛乳を低脂肪に変えてみてはいかがでしょうか。というのも、ブラックコーヒーに普通の牛乳を加えたコーヒーでは、カロリーはおよそ4倍になり、それを習慣化すると日々の摂取カロリーは自然と上がってしまいます。
ブラックではどうしても飲み辛いという方は、カロリーの低い低脂肪乳や無脂肪乳を選びましょう。
コーヒーダイエットのまとめ
コーヒーでダイエット、自分に合ったスタイルで取り入れてみませんか。
いくつか注意点もありましたが、コーヒーを飲むことで得られるダイエット効果は見過ごせませんね!今まですでにコーヒーを習慣的に飲んでいたという方も、ちょっとした工夫を加えることで、より効果的にダイエットを楽しんでみてください。
栄養士栄養教諭 竹渕真実子からのコメント
コーヒーダイエットは、1日に3杯程度のコーヒーを飲用するダイエット方法です。普段甘い飲み物などを飲んでいる場合はそれをコーヒーに置き換えたり、食後に飲んだり、もしくはホッと一息入れるようなタイミングで取り入れます。
コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸にダイエット効果を期待するもので、つい甘い飲み物を飲んでしまいがちな方や、ストレスを多く感じている方にお勧めのダイエット方法と言えます。
ただ、残念なことに、クロロゲン酸に着目した研究結果では種々の数値に影響が認められず、十分な科学的根拠は得られていません。また、カフェインによる利尿作用や神経系への刺激が引き金となり、体を冷やしてしまう可能性も考えられます。加えて、鉄分の吸収を阻害するということも知られています。
生理期間は鉄分が不足しがちであると共に、冷えによって腹痛や頭痛などを悪化させてしまうことも考えられますので、コーヒーを飲むかどうかは、体調との相談が必要です。
しかし、カフェインによるリフレッシュ効果やコーヒーのアロマ効果は、ダイエットの大敵である“ストレス”の緩和に繋がります。清涼飲料からの置き換えによってカロリー制限をするなど、コーヒーを上手に取り入れてダイエットに役立ててみてくださいね。