
キャビテーションのダイエット効果の評価
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総合評価
ダメ
推奨
4
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金額
高い
安い
2
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手軽さ
面倒
手軽
3
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期間
長期
短期
3
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信頼性
危険
安全
3
ざっくり言うと
キャビテーションとは、脂肪細胞に作用する超音波をあてることで体内から脂肪を減らす施術のことです。
キャビテーションは、血流が促進されることでむくみの解消やセルライトの解消に効果的です。
キャビテーションには副作用が伴うことがあるので、施術前後の食事に気をつけるようにしましょう。
皆さんはキャビテーションというエステをご存知ですか?キャビテーションは最近芸能人の間でも人気を集めているダイエット効果があるエステで、メスを使うことなく脂肪を排出できる施術です。
特に部分痩せに適していて、太ももや二の腕、お腹はもちろんのこと顔にも使うことができます。今回はキャビテーションについて美容効果や副作用、口コミを紹介ご紹介します。
キャビテーションとは
キャビテーションとはもともと地質学、液体力学の専門用語で「空洞現象」という意味です。キャビテーションの原理は液体に圧力を加えることでおこる気泡の発生と消滅のことです。この現象を利用した脂肪を破壊する痩身治療が開発され、非常に痩身効果が高いことで人気になっています。
キャビテーションの施術は脂肪細胞のみに作用する特殊な周波数の超音波をあてて体液(水分)の中に空気の泡を発生させます。この泡が圧力差で破裂する時の衝撃で周辺の脂肪細胞にも影響を与えて脂肪細胞を破壊し、脂肪を乳化させます。
細胞膜が壊れると中の脂肪が体内に溶け出し老廃物となって血液やリンパを通じて体外に排出されることで、脂肪を減らすというメカニズムです。脂肪を吸引しなくても超音波で砕いて尿と一緒に数日かけて出すので、体に負担がかかりづらく、安全性が高い痩身治療と言われています。
キャビテーションの美容効果
キャビテーションの仕組みはわかりましたが、美容効果はどのようなものなのでしょうか。キャビテーションの4つの美容効果をご紹介します。
部分痩せができる
キャビテーションのメリットは痩せたい部分を選んで痩せることができることです。
がんばってダイエットをしているのになかなか太ももが細くならない、お尻や二の腕にセルライトが残ってしまう、と悩む方も多いかと思いますが、キャビテーションならばお腹やお尻、背中、太ももや二の腕などやせたい箇所を選んで痩せることができます。
セルライトの解消
セルライトとは固く大きくなった脂肪のかたまりで解消するのがなかなか困難な脂肪ですが、キャビテーションはセルライトを解消するのに効果的です。
1回の施術で大体手のひら2つ分の範囲をケアするのですが、かたまりになったセルライトを超音波によって水分と脂肪を乳化させ体外へ排出しやすくしてくれます。乳化とは水と油のような本来は交じり合わないものが分離せずに交じり合っている現象のことで、私たちの体の中で脂肪が細かくなって体液にでてくる状態です。
セルライトの解消法について気になる方はこちらの記事も参考にしてみてください。
セルライトの取り方。太ももなどの脚から除去
むくみの解消
キャビテーションを行うことで体の血流が促され、溜まっていたリンパが流れやすくなることで老廃物や水分が排出されむくみが解消されます。
代謝を向上する効果
キャビテーションで使用する超音波は、脂肪の分解に作用するのと同時に血流を促す働きもあるので、代謝がよくなり痩せやすくなる効果も得られます。
キャビテーションの効果を高める方法
様々な効果が期待できるキャビテーションですが、効果を最大限に高めるためには施術前と施術後にやっておいた方がよいことがあります。キャビテーションの効果を高めるポイントは、体内に溶け出した脂肪をしっかりと体外へ排出させることです。
砕かれて体液に出てきた脂肪が自然に体外へ排出されればよいのですが、代謝がよくない場合にはキャビテーションだけでは脂肪が体内に残ってしまうこともあるようです。代謝がよければ汗や老廃物を体の外に多くだすことができます。
キャビテーションの施術前にやること
施術前には体温を上昇させておくことで通常以上の効果が得られるようです。
エステの施術名で言うと、「ラジオ波をあてる」、「サーモシェイプの使用」、「ゲルマ入浴」などがあり、セットになっているエステサロンもあります。
キャビテーションの施術後にやること
キャビテーションで脂肪を分解し排出しやすい状態にしてくれるので、脂肪の排出を促してくれる施術を組み合わせることで痩身効果を実感しやすくなります。
エンダモロジーというローラー付きの脂肪吸引機を併用し脂肪の排出を促したり、マッサージを組み合わせ流れやすくなった脂肪をリンパへ流してもらったりすると効果が発揮されます。多くの痩身エステサロンのセットには組み込まれていますが、セットになっているかどうかをサロンを選ぶ時の指標にするのもいいですね。
自分でできることとしては、水分をたくさんとるようにしたり、軽い有酸素運動を行うことで代謝を高めて脂肪を体外へ排出する効果を高めることです。
キャビテーションの効果が48時間続くので、効果があるうちにセルフマッサージも心がけましょう。マッサージの方向は、足の付け根・鎖骨・肩甲骨とリンパの出口に向かって流すよう意識して行いましょう。
食事のタイミング
食事のタイミングに気をつけることで、キャビテーションの効果を高めることができます。
エステサロンによるかと思いますが、たいていの場合は「施術の1,2時間前に食事を済ませておくように」と言われます。痩身エステは基本的には体力を消耗するような内容のものが多いので、場合によって胃の不調を感じることがあるからです。
また、キャビテーションによって細胞から流れ出た脂肪は一度肝臓に集められてから分解、排出されるため肝臓に負担をかけるアルコールやたばこなども控えましょう。
水分はお腹いっぱいになるまで飲まなければ大丈夫ですが、カロリーのある飲み物は控えましょう。食事の内容はキャビテーションの効果を高めるを考えると「脂肪を燃焼させる効果があるもの」を選ぶとよいでしょう。
・ビタミン、ミネラルが豊富なもの
・タンパク質が豊富なもの
・しょうがなど体を温める食材が含まれているもの
また、胃に負担をかけないように消化のよい食べ物をとることをおすすめします。
施術後は2時間ほど食事の間隔をあけるのがベストです。内臓はお腹に入ったものから消化しようとするのでキャビテーションの脂肪燃焼効果が薄れてしまうからです。食事間隔はしっかりあけておいたほうが良いかと思いますが、サロンの方に相談しながら調整するようにしましょう。
キャビテーションに副作用はある?
キャビテーションは安全に受けられることで評判ですが、副作用と注意点がありますので必ず事前に確認しておきましょう。
超音波が骨にあたる音がする(骨伝導)
キャビテーションでは超音波を当てて施術を行っていますが、骨にあたると「キーーン」というような金属音が響いて耳に残ってしまうことがあります。施術を受けている自分の中に響くような感じが不快に思う方もいるかもしれませんが、少しすると音は落ち着くので安心してください。
肝臓に負担がかかる
脂肪は分解されると一度肝臓に集められるのですが、大量の脂肪が一気に肝臓に集まってしまうと肝臓に負担をかけることになります。美容目的のキャビテーションでは健康に影響がでるほどではありませんが、施術当日はお酒やたばこは控えた方がよいでしょう。
胃の不調を感じる
まれにキャビテーション施術後に胃の調子が悪くなることがあります。おそらく施術中の体勢で腹部を圧迫したりするからだと考えられます。施術前に食事を食べ過ぎてしまったり、消化が悪いものを食べることは避け、食事間隔をしっかりあけるようにしましょう。
口コミ
実際にキャビテーションを施術した方の口コミをご紹介します。
エステでキャビテーションして、リンパマッサージしてきたんだけど、すごいよ。
裏太ももがセルライトでぼこっぼこだったからそこ指定でしてもらったんだけど、1回でだいぶ柔らかくなってた。カッチカチだったんだけど、今触ると脂肪って感じ。すごい。— 和泉は左のステラ。④ロケ。ホココス参加🙆 (@W_C_izumi) May 1, 2018
1回でも効果が実感できるようですね。固い脂肪だったのがやわらかい肌になった、ウエストサイズが減った、という声も多く見られました。
ラジオ派+キャビテーションは凄い。ほかのエステ機器での効果は知らないけど、目移りしない!
キャビテーションの後は、硬かった腹の肉がふわとろになって、ダルダルになるのー
そんで、へそに指突っ込んでへその外と中でつまんだりすると、溶けきれてないセルライトがわかるの!わからなかったのに!— るまたん@あぴよん星人 (@49o1940o28955) 2018年4月29日
こちらの方は、キャビテーションを施術する前にラジオ派をあてることで効果を実感されています。セルライトは一度できると除去するのは簡単ではないので、セルライトに効果を発揮するキャビテーションは魅力的ですね。
キャビテーション後で動物性たんぱく質制限されてるのでツラい。
厚揚げとシイタケとエノキの香味炒め作りました。
あとはワカメとキュウリの出汁漬けをお弁当にします。 pic.twitter.com/kS8wst7wNj— 玲 (@5CNaCPWIYH5mldN) 2018年5月1日
キャビテーション施術後の食事などにも気をつけることで効果を高めることができます。
ただ一方で「キャビテーションは痩せない」「効果がない」といった投稿も見かけます。
キャビテーションで痩せない理由
キャビテーションのみで分解した脂肪の排出を行っていない
キャビテーション後に分解した脂肪を体外にださないと再び固まって脂肪に戻ってしまいます。キャビテーションのみで満足せず、マッサージなどを組み合わせるようにしましょう。また、アフターケアをしっかりとやってくれるエステサロンかどうか選ぶ時に確認するようにしましょう。
キャビテーションの回数や期間が適当
1回でも効果を実感できることもありますが、しっかりと脂肪を減らし痩せるためには、1週間に1~2回のペースで2~3か月は通うことがよいとされています。急激に痩せることは体へ大きな負担になってしまいます。体に負担がかからないように徐々に脂肪を落としていくためには3か月くらいはやはりかかってしまうでしょう。
また、女性には痩せやすい時期と痩せにくい時期があり、生理前の1週間と生理中の1週間はホルモンバランスの関係で痩せにくく逆に脂肪をため込みやすい時期です。エステサロンによっては生理中は施術を避けるところもあるかと思います。
何回も通うと費用もかさんでしまいますが、しっかりと効果を実感したい方はスケジュールを組んで行いましょう。コースになっていて割引きをしてくれるエステサロンもあるので始める前に比較してみてください。
キャビテーションのマシンの種類は異なる
キャビテーションのマシンもピンからキリまであるので、どこのエステサロンの評判がよいのか比較サイトなどで調べてから行くのがよいでしょう。何回か通うことになるので体験がついているところを選んでお試ししてみるのがよいかと思います。
出力が弱い、当てる時間が短い、など安くても施術がしっかりとしていなければ効果が出にくくなってしまうので自分の目的にあったサロンを選びましょう。
最後に
キャビテーションのしくみや副作用、美容効果について紹介してきました。注意点をおさえればキャビテーションをダイエットに取り入れて痩せることができそうですね。
脂肪やセルライトに悩んでいる方はキャビテーションの力を借りて理想の体を手にいれて美しくなりましょう。