
国立病院ダイエットの評価
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総合評価
ダメ
推奨
3
-
金額
高い
安い
3
-
手軽さ
面倒
手軽
3
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期間
長期
短期
4
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信頼性
危険
安全
2
ざっくり言うと
国立病院ダイエットとは、1日3食決められたメニューの食事を2週間続ける、食事制限をメインとしたダイエットです。
国立病院ダイエットは、病院で、医師の指導のもとに肥満患者に行われていた食事制限ダイエットが、一般的に広がった方法です。
国立病院ダイエットは、摂取カロリーを大幅に制限することで確実に痩せられる事ができます。
国立病院ダイエットとは、かなり厳しい食事制限をメインとしたダイエット方法で、口コミでは「痩せたけど、かなりキツイ・・・」という意見が多いです。
今回は、国立病院ダイエットに用いられる1日の食事メニューや、方法、得られる効果、おすすめレシピなどをご紹介します。
さらに、国立病院ダイエットが生まれ変わった「新国立病院ダイエット」についても詳しくお伝えします!
なかなか痩せられなくて困っている方は、新式の国立病院ダイエットで大変身しましょう!
見出し
国立病院ダイエットとは
国立病院ダイエットとは、1日3食決められたメニューの食事を2週間続ける、食事制限をメインとしたダイエット方法です。
病院で、医師の指導のもとに肥満患者に行われていた食事制限ダイエットが、一般的に広がったようです。
そのため、このダイエット方法は、かなり厳しい食事制限を2週間続けることになります。
国立病院ダイエットの食事メニュー
国立病院ダイエットの具体的な1日の食事メニューをご紹介します。
朝食
・トースト1枚(ご飯小盛り1膳)
・ゆで卵1〜2個
・グレープフルーツ1個
・ブラックコーヒー
昼食
・トースト1枚(ご飯小盛り1膳)
・野菜サラダ
・グレープフルーツ1個
・ブラックコーヒー
夜食
・蒸した肉や魚
・野菜サラダ
・酢漬け野菜
・ブラックコーヒー
これは、国立病院ダイエットの1日分の大まかな食事メニューです。
朝食は、毎朝同じメニューで、昼食、夕食に関しては毎日多少異なりますが、大体は上記のような内容です。
このような内容の食事によって、1日の摂取カロリーを約1,200kcalに抑えることができます。
成人女性が1日に摂取するべきとされているカロリーは1,600〜2,300kcalであり、かなり制限されていることがわかりますね。
また、同じような食事を2週間とり続けることになるため、相当なストレスを伴います。
国立病院ダイエットが新しくなった!
国立病院ダイエットのダイエット方法は、心身ともにストレスが大きいということで、国立病院ダイエットより、少しルールを緩くして提唱されたのが、新国立病院ダイエットです。
旧式の国立病院ダイエットでは、2週間という制限付きで1日3食の食事メニューががっちりと決められていましたが、新式の国立病院ダイエットでは厳密にメニューは決まっておらず、1日1,200kcal以内であれば、摂取して良いとされる食材の中から自由に選んで食事をとることができるようになりました。
さらに、取り組む期間の指定もなくなり、自分に合わせた期間で取り組むことができるようになりました。
以下が、旧式の国立病院ダイエットの食事メニューで使用されていた食材に加えて摂取して良いとされる主な食材です。
・タンパク質が豊富な食品
鶏もも肉、レバー、ささみ、鮭、カツオ、イカ、マグロ、豆腐、牛ヒレ肉、
・カルシウムが豊富な食品
ちりめんじゃこ、しらす、ひじき、桜エビ、オクラ、ごま、チーズ、ヨーグルト、牛乳
・ビタミンCが豊富な食品
ブロッコリー、トマト、ピーマン、にんじん、かぼちゃ、いちご、
旧式の国立病院ダイエットでは、ゆで卵やグレープフルーツばかり食べる生活となり、かなり栄養が偏るため、国立病院ダイエットを行うならば、さまざまな食材を取り入れることができる、新式の方法に従って行うことをおすすめします。
また、新式の国立病院ダイエットでは体重を毎日測るというルールが追加されたため、国立病院ダイエットを実践する方は、毎日の体重測定も忘れずに行うようにしてください。
国立病院ダイエットの効果
国立病院ダイエットを行うことで、どのような効果が得られるのでしょうか?
得られる効果ひとつひとつについて、詳しくご紹介します。
カロリー制限によって確実に痩せられる
1,200kcalという指定された制限をきちんと守って食事をとることで、確実に痩せることができます。
日常生活を送る中で、成人女性が1日に消費するカロリーは1,200kcalよりも多いです。
そのため、消費カロリーが摂取カロリーを上回ることになり、痩せることが可能となります。
タンパク質摂取で筋肉の維持・増加ができる
国立病院ダイエットで摂取して良いとされる食品には、鶏肉や赤身の肉、魚など良質なタンパク質が多く含まれています。
ダイエット中には、食事の摂取量が減って筋肉量が低下しやすいです。
筋肉量が低下すると基礎代謝が落ちてしまう可能性が高くなります。
良質なタンパク質を摂取して筋肉量を維持・増加させることで、基礎代謝を向上させて痩せやすい体質にすることができます。
カルシウム摂取がダイエットに有効
あまり知られていないようですが、カルシウムにはさまざまなダイエット効果があります。
カルシウムには、脂肪の合成を抑えて、分解を促進させる働きがあります。
また、カルシウムは脂肪が体外へ排出されるのを促します。
さらに、カルシウムの摂取は、イライラを抑えたり、心を落ち着かせたりなど、精神的に安定した状態を保つことにも有効で、心が安定することにより、ダイエットに前向きに取り組むことができます。
国立病院ダイエットで摂取しても良いとされる食材の中に、カルシウムが豊富な食品も含まれているため、カルシウムの摂取で、さまざまなダイエット効果を得られるように考案されたようですね!
ビタミンC摂取でアンチエイジング効果が得られる
国立病院ダイエットで摂取しても良いとされる食材の中でも、ブロッコリーやピーマン、グレープフルーツには、多くのビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、強い抗酸化作用を持っています。
抗酸化作用によって、老化の原因と言われている活性酸素の働きを抑え、体の細胞を若々しく保つことがでるので、アンチエイジング効果が得られます。
ダイエットをすることで、体がストレスを感じて肌荒れなどを引き起こしかねないため、ビタミンCをしっかりと摂取して、肌の状態を良好に保つこともダイエットにおいて大切ですね。
体重測定でダイエット意識が高まる
毎日、体重を計ることで、しっかりと現状把握をすることができ、ダイエット意識が高まります。
国立病院ダイエットは、減量しやすいダイエット方法であるため、体重測定で効果が目に見えることでモチベーションアップにも繋がります。
毎日の体重測定を忘れずに行いましょう。
国立病院ダイエットのレシピ
新式の国立病院ダイエットで摂取して良いと提唱された食材を使用したレシピを3つご紹介します。
国立病院ダイエットをおこないたい方はぜひ、このレシピを取り入れて実践してみてください!
ささみのチーズ蒸し
材料(2人分)
・とりささみ 4本(160g)
○塩 少々
○こしょう 少々
○酒 大さじ1
・ブロッコリー 150g
・チーズ 60g
・塩 少々
・こしょう 少々
・レモン 1/4個
作り方
1.ささみは筋をとり、ひと口大のそぎ切りにしてから〇で下味をつける。
2.ブロッコリーを小房に分ける。
3.クッキングペーパーにささみとブロッコリーをのせる。塩、こしょうをふってチーズを散らし、紙の両端をねじる。
4.レンジで約5分加熱し、レモンを添える。
ささみは、低カロリー・低糖質・低脂質かつ高タンパク質であるため、ダイエットに非常に効果的な食品です。
ささみのダイエット効果についてはこちらの記事で紹介しています。
鶏のささみダイエットの効果は?レシピと方法
さらに、ビタミンCが摂取できるブロッコリーとカルシウムが摂取できるチーズを使うことで非常に栄養価が高い料理となっています。
トマトのかき卵スープ
材料(2人分)
・トマト 1個
・卵 2個
○お湯 2カップ
○コンソメ 1個
○塩 少々
○こしょう 少々
作り方
1.トマトは半分に切って薄切りにする。
2.鍋に〇を煮立て、トマトを入れて再び煮立ったら溶き卵を回し入れてこしょうをふる。
トマトは加熱することで、ダイエットに効果的な成分であるリコピンの吸収率がアップするため、非常にダイエットに効果的なスープとなっています。
トマトダイエットは、こちらの記事で紹介しています。
トマトダイエットの効果は?(レシピや夜トマト)
卵を加えることでタンパク質摂取もできますね。
絹ごし豆腐のしらすあんかけ
材料 (4人分)
・絹ごし豆腐 1丁
・しらす 50~100g
〈煮汁〉
・水 200cc
・めんつゆ 大さじ2
・みりん 大さじ2
・顆粒和風だし 小さじ1/2
〈水溶き片栗粉〉
・片栗粉 小さじ2
・水 小さじ2
〈仕上げ用〉
・青ねぎ(小口切り) 適量
作り方
1.鍋に煮汁としらすを入れて火にかけ、適当な大きさに切った絹ごし豆腐を加える。
2.しばらく煮てから味見をし、薄く感じるようならめんつゆを少し加える。
3.水溶き片栗粉でとろみをつけてから火を止め、器に盛り付けて青ねぎの小口切りをのせる。
豆腐は、低カロリー・低糖質・高タンパク質であるため、ダイエットにはもってこいの食品です。
豆腐を使ったダイエット方法は、こちらの記事で紹介しています。
豆腐ダイエットの効果とレシピ
しらすを加えることで、カルシウムもしっかりと補給できる一品です。
国立病院ダイエットの注意点
国立病院ダイエットは、かなり摂取カロリーを制限するため、もともと痩せている方にはおすすめしません。
「肥満ではないけれど、さらに体を絞りたい!」という方がいらっしゃるかもしれませんが、痩せすぎることで無月経になるなど体に悪影響を及ぼしかねないため、ある程度ダイエットが必要とされる体型の方におすすめします。
「国立病院ダイエットとは」の項目でお話しした通り、旧式の毎日同じような食事メニューとする方法ではなく、新式のさまざまな食材を組み合わせた食事をとる方法で、国立病院ダイエットに取り組んでください。
同じような食材ばかり食べていては、摂取できる栄養が偏ってしまい体に良くありませんし、ダイエット効果も薄れてしまいます。
さまざまな食材を使用して、多くの栄養素を摂取するようにしてください。
最後に
国立病院ダイエットは、摂取カロリーをかなり制限することで確実に痩せられるダイエット方法であることがわかりましたね。
今回お伝えした、新式の国立病院ダイエットの方法をきちんと理解して取り組めば、理想とする体を手に入れることができます。
ご紹介した3つのレシピも取り入れて、国立病院ダイエットを実践してみてください!
栄養士 小川真実からのコメント
国立病院ダイエットは厳しめの食事制限をおこなうため、肥満体型で少しでも早く痩せたいという方におすすめです。
逆に、痩せている方が国立病院ダイエットに取り組むと必要以上の体重減少によって無月経などを引き起こしかねません。
自分にはダイエットが必要であるのかよく考えたうえで、国立病院ダイエットを実践しましょう!