
甘酒酵素ダイエットの評価
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総合評価
ダメ
推奨
3
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金額
高い
安い
3
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手軽さ
面倒
手軽
5
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期間
長期
短期
2
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信頼性
危険
安全
2
ざっくり言うと
甘酒酵素ダイエットとは、米麹からできている酵素甘酒を1日コップ1杯飲むダイエット方法です。
加熱殺菌されていない甘酒酵素は、酵素の働きにより代謝が高まるためダイエット効果が期待できます。
甘酒はほとんど糖質からできているので、血糖値が気になる方には向いていないダイエット方法です。
甘酒酵素ダイエットとは、栄養素の豊富な甘酒をダイエットに取り入れることで身体の中からきれいになる効果のあるダイエット方法です。
甘酒と違い甘酒酵素は、加熱していない生の甘酒を飲むことで酵素の効果を失わずに身体に取り入れることができるのでダイエットや美容により効果的です。
今回は甘酒酵素ダイエットの効果やレシピ、通販でおすすめの甘酒酵素などを紹介します。
見出し
甘酒酵素のダイエット効果とは
販売されている甘酒はほとんどが加熱殺菌されているため、甘酒の効果はありますが酵素の効果は失われているものがほとんどです。
酵素は熱にとても弱く高温で加熱するとで働きが失われてしまうといわれています。
酵素は約3000種類程あるといわれていますが、大きく分けると「消化酵素」「代謝酵素」「食物酵素」の3つにわかれます。
・消化酵素は、私たちが食べたものを消化するために使われる酵素のことです。
・代謝酵素は、新陳代謝を高めたり、汗や尿などの毒素を外に排出してくれる酵素です。
・食物酵素は、加熱していない生の食べ物や、発酵食品などにふくまれており、消化を助けてくれる酵素です。
甘酒酵素の場合3つの酵素が働いてくれるので代謝を高め、身体の中の毒素を出してくれるので、ダイエット効果が高まるという仕組みです。
次に、甘酒に含まれる主な栄養素3つについて説明していきます。
甘酒酵素に含まれるアミノ酸の効果
「飲む点滴」と言われている甘酒ですが、その理由の1つがさまざまなアミノ酸が豊富なことです。人間の身体は20種類のアミノ酸からできていますが、そのうち9種類は食事から摂らないといけません。
甘酒にはこの9種類のアミノ酸が全て含まれているため、栄養価が高く「飲む点滴」と言われているのです。
9種類のアミノ酸はそれぞれ色々な働きをしますが、このうちのフェニルアラニン・アルギニン・リジン・プロリンという4つのアミノ酸が、脂肪の分解を助けるリパーゼという消化酵素の働きを活性化してくれます。
その結果、溜まっている内臓脂肪や皮下脂肪を減少させ、ダイエットに効果的な働きをしてくれます。
甘酒酵素に含まれるビタミン類の効果
甘酒にはビタミンB1、B2、B6、ナイアシンなどのビタミンが豊富に含まれています。
ビタミンB1は主に糖質の代謝を助け、ビタミンB2は脂質の代謝を助けています。ビタミンB6はたんぱく質の代謝を助け、ナイアシンは糖質・脂質・たんぱく質の代謝を助ける働きがあります。
さまざまなビタミンがは働いてくれることで身体の中の代謝が上手くいき、代謝アップにつながるのです。
甘酒酵素に含まれるオリゴ糖の効果
甘酒には、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖という成分が含まれています。オリゴ糖は食物繊維の1つで、主に腸内の善玉菌のエサとなり、善玉菌を増やしてくれる働きがあります。
善玉菌が増えることで腸内環境が整い、便秘解消や代謝をスムーズにしてくれるので痩せやすくしてくれる効果があります。
甘酒酵素ダイエットのやり方
栄養価の高い甘酒酵素ですが、ダイエットとして飲むには3つのポイントがあります。
米麹からできているものを選ぶ
甘酒には、米麹と米からできているものと、酒粕と砂糖からできている2種類があります。
ダイエットにおすすめしているのは、米麹と米からできているものです。砂糖の甘みではなく、米が麹と混ざりあい、発酵することで自然の甘みがでます。
酒粕と砂糖からできてる甘酒は甘みを砂糖でつけているので、砂糖でカロリーが高くなってしまうのと、ミネラルも少ないためダイエットには向いていません。
自家製甘酒か甘酒酵素を選ぶ
上記で酵素のお話をしましたが、酵素をしっかりとるためには高温の加熱処理をしていない甘酒を選ぶことが大切です。市販の甘酒は高温殺菌しているものが多いのですが、自家製の甘酒は低温で作るため酵素が生きています。
また、市販の甘酒の中でも酵素が生きている甘酒酵素もあります。
新陳代謝を高めたり、代謝をよくするために必要な酵素をとるためには、自家製の甘酒にするか甘酒酵素を選ぶようにしましょう。
置き換えダイエットとしての効果
甘酒は糖質も多いため、置き換えダイエットとしては朝食にとることをおすすめします。甘酒の量は1日コップ1杯程(150~200㎖)が適量です。
朝は糖質のエネルギーが特に必要なので、甘酒の効果をしっかり吸収して効率よく使うことができます。
さらにおすすめなのが、豆乳と割って飲むことです。
甘酒のみだと、たんぱく質が不足しているので豆乳で割って飲むことで甘酒の栄養と豆乳の栄養をダブルでとることができます。豆乳は無調整豆乳にして大豆の栄養をしっかりとりましょう。
甘酒豆乳ダイエットの記事はこちらです。
甘酒豆乳のダイエット効果とレシピ
甘酒ダイエットのレシピ
自宅でも簡単に作れる甘酒酵素のレシピを2つ紹介します。
炊飯器で甘酒
材料
・米麹
・米
・水
・塩ふたつまみ
作り方
1.お米をといで炊飯器の内釜に入れ、おかゆコースの水加減にし、30分浸してからスイッチを入れて炊きます。
2.炊けたら、内釜を取り出し、水400cc(分量外)と米麹を加えて混ぜ合わせ、おかゆの温度を下げます(40~50℃くらい)
3.ふたをしないで保温スイッチを入れて5~6時間保温します。
4.(3)を鍋に移し入れて中火弱にかけ、ふつふつしてきたら弱火で15分煮込み、とろ~としてきたら塩を加えかき混ぜて火を止めます。
飲む時はお好みの濃度に薄めます。
低温(40~50℃)でゆっくりと保温することと、最後の火入れも弱火でゆっくりすることで、酵素を壊さずに甘酒を作ることができます。
魔法瓶で甘酒
材料
・米麹(乾燥)
・ご飯
・お湯
・水or牛乳
作り方
1.沸騰したお湯を、50度~60度くらいに冷ます。
2.ご飯、乾燥米麹、お湯を容器に入れてよく混ぜる。
3.2を魔法瓶に入れてしっかり蓋をして、8時間以上置く
4.8時間後、魔法瓶から鍋に移し、このままだとかなり甘いので、牛乳か、水を足して沸騰寸前で火からおろす。
魔法瓶で簡単に作ることができるので、電気代も節約できます。お湯の温度をしっかり測ることがポイントですね。
通販で買えるおすすめの甘酒酵素
通販サイトでも様々な甘酒酵素が販売されていますが、おすすめな甘酒酵素を3つ紹介します。
おたまや 生甘酒
おたまやの生甘酒は熱処理を行っていない生甘酒なので、麹菌・酵素が生きたまま飲むことのできる甘酒です。
夏の暑い時期には、シャーベットにして食べることもできる商品です。
九重味噌製造 手作りの生甘酒
手作りの生甘酒(無添加・濃縮)|白味噌(西京味噌)専門の九重味噌
2倍濃縮なので、お水以外にも豆乳や牛乳などで割って飲んだり、ヨーグルトに入れて飲んだりと、いろいろな使い方ができます。もちろん熱処理をしていないので、麹菌・酵素もとれます。
乳酸甘酒酵素ドリンク
乳酸甘酒酵素ドリンクはヨーグルト風味の微炭酸ドリンクなので、甘酒が苦手な方でも飲みやすい商品です。朝食や間食におすすめです。
甘酒を乳酸発酵しているので、さっぱり飲みやすく、乳酸菌の力で腸内環境も整いますね。
甘酒酵素ダイエットの注意点
甘酒酵素の効果を紹介してきましたが甘酒は米と米麹でできているので、ほとんどが糖質でできています。糖尿病などの血糖値が気になる方は、甘酒ダイエットはあまりおすすめしません。
また、カロリーはコップ1杯で(200㎖)162㎉ありますので、1日に何杯も飲むとカロリーオーバーになってしまいます。1日に1杯を目安にしましょう。
最後に
甘酒酵素のポイントは熱処理を加えていない生の甘酒を飲むことで、酵素の効果を高めることです。
最近では市販のものでも生の甘酒が販売されるようになりました。購入する場合は甘酒の成分を確認してから買ってみるようにしましょう。
甘酒酵素ダイエットは手軽にできるダイエット方法なのでぜひ挑戦してみてください。
管理栄養士・糖尿病療養指導士 山崎麻未からのコメント
甘酒は栄養素が豊富ですが、糖質制限などをされている方や血糖値が気になる方にはあまりおすすめができません。
今まで朝ごはんを食べていなかった方や、栄養のバランスが偏っていた方などが行うと効果があるダイエット方ではないでしょうか。また、アミノ酸が豊富なので運動をしている方にもおすすめです。
即効性があるダイエット方ではありませんが、飲むだけと簡単なのではじめやすいのではないでしょうか。