
夜ヨーグルトダイエットの評価
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総合評価
ダメ
推奨
3
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金額
高い
安い
3
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手軽さ
面倒
手軽
4
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期間
長期
短期
3
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信頼性
危険
安全
3
ざっくり言うと
夜ヨーグルトダイエットとは、乳酸菌と善玉菌が豊富に含まれているヨーグルトを夕食後に200g食べるというダイエット方法で、就寝の3時間前までに食べ終えるようにしましょう。
夕食後にヨーグルトを食べることで腸のゴールデンタイム(22時~2時)に働きかけ、腸内環境が整うので便秘解消や痩せやすい体作りに繋がります。
プレーンヨーグルトのカロリーは100gあたり65kcalになるので、ヨーグルトダイエットと言ってもくれぐれも食べ過ぎには気をつけるようにしましょう。
夜ヨーグルトダイエットというダイエット方法をご存知でしょうか。
朝に食べることが一般的で、筆者自身も朝食として食べることが多いヨーグルトですが、実は、夜にヨーグルトを食べるとダイエット効果が期待できるとして過去に話題になったのです。
「痩せた」という口コミや体験談などが多くあり、痩せられた要因の1つとして腸のゴールデンタイムと言われる時間が挙げられるそうです。
この記事では、最近注目されている夜にヨーグルトを食べる「夜ヨーグルトダイエット」について、やり方や食べる量、おすすめレシピなどを紹介したいと思います。
見出し
夜ヨーグルトダイエットとは
ヨーグルトには、乳酸菌などの善玉菌がたくさん含まれています。
善玉菌の働きは
・風邪をひきにくくする
・花粉症などアレルギー症状の緩和
・便秘の改善
・肌荒れ改善
など、身体に良いとされているものばかりです。これらの働きをダイエットに活かしていこうというのがヨーグルトダイエットです。夜ヨーグルトダイエットはこのヨーグルトを摂取する時間帯を夜にするというものなのです。
夜ヨーグルトダイエットのやり方・方法
「夜ヨーグルトダイエット」のやり方は非常に簡単で、以下の3つのルールを守れば行えます。
2.就寝3時間前には食べ終える
3.忙しい日や、夜に外出する際は夕食前にヨーグルトを食べる
それでは、ここからはそれぞれのやり方を具体的にご紹介していきます。
夕食後に200gのヨーグルトを食べる
夜ヨーグルトダイエットの効果を高めるためには、プレーンヨーグルト(砂糖不使用)がおすすめです。
通常通りの3食を食べていた場合、夕食が1番ボリュームのある食事量になります。
かといって、夕食をいきなりヨーグルトだけに置き換えると、空腹でストレスも溜まってしまいます。夕食を丸ごとヨーグルトに置き換えるということはせずに、最初は夕食後にヨーグルトを200g食べるという夜ヨーグルトダイエットから始めてみてください。
慣れてきたら、夕飯の量を少しずつ減らしていくとダイエットに効果的です。その他の食事は、通常通り食べても問題ありません。
就寝3時間前には食べ終える
夜ヨーグルトダイエットをする点で気をつけたいことは、なるべく就寝の3時間前には食べ終えるようにすることです。
寝る直前や22時以降では体重が増加する可能性もありますので、できれば21時までにはヨーグルトを食べ終わっている状態がベストです。
忙しい日や、夜に外出する際は、夕食前にヨーグルトを食べる
忙しい方や、お仕事などで就寝3時間前に食べ終わることが難しいという方もいらっしゃるかと思います。
そんな方は、夕飯前にヨーグルトを食べることがおすすめ。こうすることで夕飯の食べ過ぎ防止や脂肪の吸収を抑える効果が期待できるのです。
ホットヨーグルトがおすすめ!
ホットヨーグルトにすると、冷えたヨーグルトよりも効果的に乳酸菌をより多く体内に取り入れることが出来ます。腸に届く乳酸菌が多ければ、ビフィズス菌などの善玉菌が増える確率を上げるので、腸内環境も整えられ便秘解消につながります。
ホットヨーグルトの作り方は、電子レンジで数十秒チンするだけです。より大きな効果が期待できますので、是非チャレンジしてみてくださいね。
夜ヨーグルトダイエットが厳しいという方には、朝ヨーグルトダイエットという方法もあります。ご自分に合ったダイエット方法でダイエットを成功させましょう!
「朝食にヨーグルト!混ぜるだけの簡単レシピとダイエット方法や効果」
夜ヨーグルトダイエットの効果
しかし、なぜ夜にヨーグルトを食べることが効果的なのでしょうか? 「朝ではだめなの?」と思った方も多いかもしれません。
夜にヨーグルトを食べる理由は、腸のゴールデンタイムと呼ばれている時間が夜の22時から翌2時の間に存在するからなのです。
「夜ヨーグルトダイエット」がダイエットに効果的なのは、この腸のゴールデンタイムと言われている夜の22時~翌日の2時に合わせ、ヨーグルトを食べることで腸内環境を整えられるからなのです。
腸のゴールデンタイムとは、腸が最も活発に活動すると言われ、老廃物が体外へ排出されるデトックスの作用が強く、より太りにくい体質が作られる時間帯です。
その時間帯に合わせて、ヨーグルトに含まれる乳酸菌を摂取することで腸内の環境が整い、デトックスを始めとした様々な効果を得ることができます。
デトックスが促されると、便秘を解消し、血流を促進することで冷えやむくみを改善します。
そして、新陳代謝もよくなるため肌の調子が整って美肌も手に入れることができるのです。ダイエットもできて、美肌にも効果的。一石二鳥とは、このことですね。
腸内環境を整えて痩せやすいカラダを作る
腸内環境のスペシャリストの順天堂大学医学部教授の小林弘幸医師も、一番のダイエットは腸内環境を整えることであると説明しています。「腸の機能が上がると、全身の代謝がアップする」(※1)ためです。
腸内環境が良い状態であれば、摂った栄養がそのまま細胞に入っていくようになります。
しかし、悪玉菌が多い状態では、悪玉菌が硫化水素やアンモニアなどの有害な毒素を多くだし、栄養を吸収しにくい環境にしてしまいます。
その結果、栄養になれなかったものは、皮下脂肪や内臓脂肪に行ってしまい、太りやすい身体になってしまうのです。
腸内環境をできるだけ良い状態にして、太りにくい身体痩せ体質になっていくことが重要です。夜ヨーグルトを食べることによって、この腸内環境が良くなるんですね。
便秘解消に繋がる
便秘にお悩みの方も、ぜひ、夜ヨーグルトダイエットを試してみて下さい。
先ほどもご紹介したように、腸はゴールデンタイムに最も活動するため、この時に善玉菌のエサとなる乳酸菌を腸内にたくさん届けることは、腸内環境が整い翌朝スムーズな排便を起こすうえでとても効果的です。
朝や日中にヨーグルトを食べても便秘がなかなか治りづらいという場合には、腸のゴールデンタイム(夜の22~翌2時の時間帯)ほど腸が朝活動しているわけではないため、排便が起こりにくくなっていることが考えられます。便秘で悩んでいる人ほど、夜ヨーグルトがおすすめなのです。
夜ヨーグルトダイエットで「痩せない」「効果なし」とならない工夫
食べ過ぎには注意する
ダイエットという観点で考えると、気になるのはヨーグルトのカロリーです。
砂糖を入れない状態のプレーンヨーグルトは、100gで約65kcalです。この程度なら問題ないのですが、200g食べると130kcalあります。
はちみつやフルーツなどを加えたとすれば、さらに高カロリーになります。
カロリーにも注意をしないとダイエットはむずかしいですよね。
ヨーグルトの食べ過ぎは、逆効果にもつながるので気をつけましょう。
毎日の夕食をヨーグルトに置き換えるのはNG
夜ヨーグルトダイエットを行った体験談では、夕飯を全てヨーグルトにして1か月で5キロ落としたという方もいましたが、だからと言って夕飯をヨーグルトに置き換えを無理におすすめするわけではありません。
人間の身体は、1日3食バランス良く食べることで、身体の栄養補給を行っています。
いきなり夕飯を全てヨーグルトに置き換えて一気に体重を落とすのではなく、徐々に夕飯の量を減らしていき、ゆっくりと体重を落としていくことが正しいダイエットに繋がっていきます。
もし、ヨーグルトに夕食を置き換える場合は、毎日ではなくたまにするのがおすすめです。
体重計に毎日乗るようにして、食べ過ぎてしまった日の夕食はヨーグルトだけにする、などが良いと思います。
夕飯を置き換える時のポイントは、水分をいつもより多めにとりましょう。
無理をせずストレスをためない
また、ストレスが身体によくないのはもちろんのこと、ダイエットにもよくありません。
あくまでも腸のゴールデンタイムにヨーグルトを食べることで腸内環境を整え、痩せやすい身体になっていくことが一番の夜ヨーグルトの大事なポイントなのです。
無理せずに「夜ヨーグルトダイエット」で腸内環境を変えていき、キレイな身体そして美肌を手に入れましょう。
夜ヨーグルトダイエットのレシピ
ヨーグルトには、果物をのせたり砂糖やはちみつをかけたりする方が多いと思います。しかし、これらはカロリーが高いため、腸のゴールデンタイムにヨーグルトを食べてもその効果が薄れてしまいます。
とはいえ、いつもプレーンを食べていると、毎日同じ味で飽きてきますよね。
ここでは、ヨーグルトを食べるなら飽きずによりダイエットに効果的なレシピをご紹介します。
生姜の皮をむいてすりおろしたモノをトッピングする
生姜を加えると体温を温めてくれる効果があります。
シナモンパウダーを振りかけて食べる
シナモンパウダーには代謝アップの効果があります。
スライスしたアーモンドをトッピングする
スライスしたアーモンドと一緒に食べると便通促進効果があります。
オリゴ糖をかけたヨーグルト
オリゴ糖は乳酸菌のエサになるため、腸内の善玉菌にもメリットとなります。
サラダにヨーグルトドレッシングとしてかける
野菜も一緒に取り入れることができ、料理に使うことで飽きを感じさせません。
<ヨーグルトドレッシングの作り方>
プレーンヨーグルト1/2カップ
オリーブオイル 大さじ1
酢 小さじ1
塩 小さじ1/2
こしょう 少々
ニンニク 適量
※すだちやレモンをいれても!
これらを混ぜてサラダに混ぜるだけです。量も目安なのでお好みの量に変えてもOKです。
たまには、甘いモノをヨーグルトにかけるのもいいですが、上に載せたものだとカロリーも少なく身体に良いモノをとれるのでオススメです。
レシピを多くご覧になられたい方は、こちらの記事も参考にしてみてください「健康的な方法で痩せる!ヨーグルトダイエットの効果とレシピ」
腸のゴールデンタイムを利用した夜ヨーグルトダイエット
腸内環境は、やはりダイエットに重要な関わりを持っているのですね。
ダイエット方法も食事後にヨーグルトを食べるだけなので、無理せず生活に取り入れることができそうです。
「夜ヨーグルトダイエット」を初めて聞いた時は、私と同じように「えっ?夜にヨーグルト?!」と思った方が多かったかもしれません。
しかしこれを機に、ぜひ、腸にもゴールデンタイム(22時から翌2時)があるのだということを覚えていただき、今後のダイエットに活かしていただければと思います。
ダイエットだけでなくデトックスもされ身体の中からきれいになれるこの「夜ヨーグルトダイエット」、皆さんも今夜の夕飯からぜひヨーグルトを取り入れてみましょう!
栄養士栄養教諭 竹渕真実子からのコメント
「夜ヨーグルトダイエット」は、夕食後に200g程度のヨーグルトを食べることで腸のゴールデンタイムを有効的に活用し、痩せやすい身体へと改善するというものです。
腸内環境を整えることで栄養素の吸収を効率化し、体の代謝機能を正常に保って健康的なダイエットを目指します。普段便秘がちな方や、痩せた後もリバウンドさせずに無理なく堅実にダイエットを行いたいという方にお勧めのダイエット法です。
食べ過ぎた分をヨーグルトでカバーするというダイエットではありませんので、食べすぎや就寝直前の摂取はしないよう、ご注意ください。
夜ヨーグルトダイエットで健康的な腸を保って、無理なく、じっくり、ひたむきに、頑張っていきましょう!