
酢玉ねぎダイエットの評価
-
総合評価
ダメ
推奨
3
-
金額
高い
安い
4
-
手軽さ
面倒
手軽
4
-
期間
長期
短期
2
-
信頼性
危険
安全
4
ざっくり言うと
酢玉ねぎダイエットとは、スライスした玉ねぎをお酢に漬けたものを1日あたり50g〜60gを目安量として食べるダイエット方法です。
お酢には食事と一緒に取ることで、血糖値上昇を抑え高めの血中総コレステロールや血中中性脂肪を下げる効果があります。また、玉ねぎに含まれる「ケルセチン」という成分には、脂肪の燃焼と吸収を抑える効果があります。
作り置できさまざまなアレンジが可能ですが安全に食べるためには作ってから1週間、長くても2週間以内には食べきれるように調節しましょう。
酢玉ねぎがダイエットに効果があることをご存知でしょうか。酢玉ねぎとは、玉ねぎを酢に漬けたものです。簡単に作ることができるため、続けやすいと話題になっています。
生活習慣病などの予防に効果的であるとされ、様々な健康効果が期待されているお酢と、近年注目を集めている「玉ねぎ」を合わせた酢玉ねぎ。まさに、一石二鳥の健康効果を期待したい最強コンビではないでしょうか。
そのうえ、酢玉ねぎを続けて痩せたという多くの口コミから、そのダイエット効果についても注目が向けられています。
そんな酢玉ねぎの作り方や、酢玉ねぎを用いたダイエットのやり方はもちろん、健康効果とダイエット効果についての正しい知識と、続けやすくするための応用レシピなどをご紹介します。
見出し
酢玉ねぎダイエットとは(やり方と方法)
「酢玉ねぎ」は、その名の通り、お酢と玉ねぎを合わせたもののことです。
具体的な作り方については後ほどご紹介しますが、スライスした玉ねぎをお酢に漬けるだけという、その作り方は非常に簡単でシンプルなものです。
そして酢玉ねぎダイエットは、そのお酢に漬けた玉ねぎをそのまま食べるだけでなく、サラダのドレッシングとして活用したり、他の料理に添えたりするなどして、毎日一定量を食べるというダイエット方法です。
どれくらい食べれば良いの?
毎日一定量を食べることが大事なこの酢玉ねぎダイエット。健康効果はもちろんダイエット効果を期待するには、目安量として1日あたり50g〜60gを食べることが推奨されています。また、この量は一度に食べるのではなく、1日を通して食事ごとに分けたりしてもかまいません。
酢玉ねぎダイエットの注意点
ここで注意したいことは、酢玉ねぎの保存期間です。お酢に漬けていることから、ある程度の期間日持ちするので、まとめて作り置きすることもできます。しかし、お酢に漬けたからといって、何週間も持つものではありません。容器を開閉する頻度や、時間の経過とともにどうしても保存容器中で雑菌が増殖する危険性は否めません。
安全に召し上がっていただくには、作ってからだいたい1週間、長くても2週間で食べ切るようにすることをおすすめします。ご家族の分も一緒に作る場合は、人数と日数を計算して、量をはかって作り置きするようにするのも良いでしょう。
酢玉ねぎダイエットの効果
では、具体的に酢玉ねぎから得られる効果についてご紹介していきましょう。
お酢の健康効果
お酢については、その健康効果やダイエット効果について、テレビや雑誌の健康特集でよく紹介されていますから、見聞きされた方も多いでしょう。実際に、お酢で有名なミツカンは、毎日大さじ一杯(約15ml)のお酢で、高めの血中総コレステロールや高めの血中中性脂肪を下げる効果について検証し、その結果について紹介しています。
このグラフは、食事と一緒にお酢を大さじ1杯とることで、食後の血糖値上昇がおさえられたという結果報告です。
それは、酢の有効成分である酢酸(さくさん)が、5%位含まれており、酢を使った料理を食べると胃から腸への移動が遅くなります。それにより、食後の急な血糖値上昇を抑えることが可能です。
ちなみに、血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖の濃度を測定したもので、空腹時には低下し、食後には上昇します。糖は生きていくために必要なエネルギー源なのですが、急激に血糖の上昇が繰り返されると、糖尿病につながるリスクが高いとされ、健康のためには血糖値の上昇をできるかぎり緩やかにすることが望ましいとされています。
お酢に含まれるクエン酸の効果とは
また、お酢といえば疲労回復効果もよく知られています。これはお酢に含まれているクエン酸が疲労物質である乳酸を分解し、かつアミノ酸がエネルギーを作って疲労物質である乳酸を発生させないように抑える働きによるものです。
私たちの身体の中では、食べ物をエネルギーに変えて、生命を維持していますが、この働きをするのに欠かせないのがクエン酸です。そのメカニズムは、クエン酸サイクルというもので、摂取したデンプンをブドウ糖に変え、さらにクエン酸をはじめとする数種類の酸に変化をさせていき、その過程でエネルギーが生み出され、最終的にはクエン酸に戻るというものです。
そして、そのサイクルの中で、クエン酸が不足するとこのサイクルが円滑に回らなくなり、エネルギーを効率良く生み出すことが出来なくなってしまいます。一方で、クエン酸が十分であれば、クエン酸サイクルが活性化され、栄養素から効率良くエネルギーを生み出すことができます。そうすることで、疲労からの回復が早くなったり、疲れにくくなったりするというわけです。
お酢でダイエット
さらに、お酢はダイエットにも最適な食材のひとつなのです。クエン酸の働きによって、エネルギーが効率良く消費されるようになることで、太りにくい体質作りにもつながります。
また、お酢に含まれているアミノ酸は、新陳代謝を促進させ、それと同時に、脂肪分解の役割を持つリパーゼという酵素を活性化させます。さらに、肥満の原因のひとつ悪玉コレステロールを分解する働きも持ちます。
玉ねぎの健康効果
一方、玉ねぎで有名な健康効果といえば、血液サラサラ効果です。これは、血管内皮の機能を正常に保つことで、血管が柔軟に拡張し、血液がサラサラに流れるようになるからです。
この効果について、カレーで有名なハウス食品は、「タマネギには、血管を保護することで血液サラサラ効果を生み出すと考えられる、血管内皮機能を改善する効果があるのではないか」という考えから、広島大学東幸仁教授との共同研究で、タマネギエキスの継続摂取が食後の血管内皮機能を改善する効果を、臨床試験により確認しました。
玉ねぎのガン予防効果
そして、血液がサラサラになると糖尿病や高脂血症などの生活習慣病を防ぐことにつながり、動脈硬化や脳卒中の予防効果につながります。
さらに、ガン予防効果についても大きく取り上げられるようになりました。例えば、欧米や中国などの研究機関により、胃ガン、大腸ガン、食道ガンなどの消化器系ガンに対して予防効果のあることが報告されています。また、デザイナーフーズ計画 という1990年代のアメリカ国立癌研究所により、がん予防に有効性のあると考えられる野菜類が40種類ほど公開された中の上位に玉ねぎが位置付けられたほどです。
玉ねぎでダイエット
一方、ダイエット効果としては、玉ねぎに含まれるケルセチンという成分が、肝臓に含まれる脂肪の燃焼と排出を促進し、また消化管内では脂肪とくっついて脂肪の吸収を抑える効果を持ちます。
また、玉ねぎに含まれる硫黄化合物のキレート効果という、腸内の毒素を排出する働きによるデトックス効果や、硫化アリルという成分による、消化液の分泌促進から新陳代謝をアップさせ痩せやすい身体づくりに貢献します。
さらに、豊富な食物繊維が腸内の善玉菌を活性化させて、腸内環境を改善させることで、さらなるデトックス効果に加えて、余分な脂肪や老廃物の吸収を抑えて、積極的に身体の外に排出することから、ダイエット効果が期待できるのです。
酢玉ねぎダイエットの作り方・レシピ
酢玉ねぎと、酢玉ねぎを使ったアレンジレシピをご紹介しましょう。
酢玉ねぎ
まずは、酢玉ねぎを作ってみましょう。ちなみに、玉ねぎはスライスするだけでなく、粗みじんにしても食感を変えられたり、他のお料理に加えやすくなるので、お好みに合わせてみてください。
材料
玉ねぎ(中) 1個
お酢 大さじ5
はちみつ 大さじ1-2
塩 少々
作り方
薄くスライスした玉ねぎを15分放置し、塩と混ぜ合わせます。酢と蜂蜜をよく混ぜ合わせ、容器に加え、一晩寝かせると完成です!
酢玉ねぎと蒸し鶏のサラダ ノンオイル
酢玉ねぎと合わせて、さっぱりとしたサラダ。ノンオイルなのも嬉しいレシピです。冷たく冷やしてみても、さらに爽やかな味わいになります。
材料
鶏の胸肉 1/2枚
もやし 1袋
酢玉ねぎ(水分含) 大4
しょうゆ 大3
ねぎ(みじん切り) 大1
生姜(みじん切り) 小1
酒 大5
作り方
そぎ切りにした鶏肉を耐熱皿に入れ、酒をふりかけ、ラップをして3分電子レンジにかけます。その後、もやしも電子レンジで2分温め、シナっとさせましょう。
タレは、鶏肉で出た水分大さじ4と、みじん切りにした醤油、ねぎ、生姜を合わせます。鶏肉、もやし、酢玉ねぎを盛り、タレをかけると完成です。
参考:酢玉ねぎと蒸し鶏のサラダ ノンオイル
酢玉ねぎのハムロール
電子レンジで簡単ポテトサラダです。酢玉ねぎを加えることで酸味のアクセントもついて、マヨネーズが少なくても味がしっかりつくので、カロリーカットができるレシピです。
材料
じゃが芋 1袋
人参 1/2
キュウリ 1本
ハム 3枚
酢玉ねぎ 適量
玉子 1個
マヨネーズ 大さじ5
ブラックペッパー 適量
パセリ 適量
作り方
人参はいちょう切り、じゃが芋は1cm角に切り、ふんわりとラップをかけて6分電子レンジにかけますきゅうりは塩もみ。ハムは1cm角に切り、ゆで卵をつくります
ボウルに、じゃが芋、人参、水洗いしてから水気を切ったきゅうり、ハム、酢玉ねぎ、マヨネーズ、ブラックペッパーを入れて混ぜ合わせると完成です!
ポテサラin酢玉ねぎ
酢玉ねぎカポナータ
カポナータは、前菜としてそのままでも冷たくしても食べられます。しかも、パンに乗せたり、パスタのソースにしたり、さらにアレンジが楽しめる料理です。また、バルサミコ酢がない場合は、酢玉ねぎで、酸味と、野菜の甘みが出ているので、入れる必要はありません。
材料
ズッキーニ 1本
ナス 1本
ピーマン、パプリカ(赤・黄)各1個
酢たまねぎ 40g
ウィンナー 5本
赤唐辛子 1本
カットトマト缶 1缶
セルフィーユ 適量
オレガノ 適量
洋風だしスープ 100cc
ケチャップ 大さじ1
ウスターソース 大さじ1
赤ワイン 大さじ1
ハチミツ 大さじ2/3
バルサミコ酢 小さじ1
醤油 小さじ1
タバスコ 小さじ1/2
にんにくのみじん切り 大さじ1
塩・黒胡椒 少々
EVオリーブオイル 大さじ4
作り方
全ての野菜を、食べやすい大きさに切り、ウィンナーは野菜の大きさに合わせて切り、赤唐辛子は半分に切って、中の種を出します
オリーブオイル大さじ2、大蒜みじん切り、赤唐辛子を入れて、香りが立つまで炒めます。また、ピーマン、パプリカ、玉ねぎ、ウィンナーを加え、火が通るまでよく炒めます。ズッキーニとナスの表面をうっすら焼き目がつくまで焼きます。
焼き目のついたズッキーニとナスを4の鍋に加え、カットトマト缶、セルフィーユ、オレガノ、洋風だしスープを加え、5分〜6分火にかけます。ケチャップ、ウスターソース、赤ワイン、醤油、ハチミツ、タバスコで味付けした後、バルサミコを加え、さらに10分煮込みます。
簡単✿ズッキーニと彩り夏野菜のカポナータ
▶︎玉ねぎを使ったダイエットレシピの詳しい記事はこちら「健康的に痩せよう!玉ねぎを使った5つの人気ダイエットレシピ」
酢玉ねぎダイエットの口コミ
酢玉ねぎダイエットをしてみて実際に効果があったという報告が、ネット上で多く発信されています。
埼玉のお友達に教えてもらった酢玉ねぎ仕込みました♪
彼のように血圧下がってダイエットもできたら嬉しいんだけどね〜(-_^) https://t.co/S2ZFe5VXyb— neorhythm (@neorhythm) 2016年9月12日
おはようございます。月イチのクリニックへ行ってきます。最近体が軽くなって来たと思ったら血圧が左右の腕120前後に。これは酢玉ねぎ効果かも、スライスした玉ねぎをヒタヒタのお酢に漬けてハチミツを少し加えたものを作りおいて、色んなものにかけて食べます。お薦めです。
— sanae.hirota (@sanae_hirota) 2016年10月14日
寝酒を飲み直しながら、先日 生まれて初めて体験した野菜つめ放題のたまねぎで、夜遅くに酢玉ねぎを作る。。。
美味しいのに、疲労回復、血液サラサラ効果…ありがたや(^^)
酢玉ねぎはブーム過ぎてもずっと作ってる。
トッピングにしたり用途がたくさんあって便利だわ~
明日の朝食用に。 pic.twitter.com/a9ghFhSdKF— noa (@naosan9) 2016年10月1日
今日のサラダ。#アボカド #ベーコン #酢玉ねぎ#バルサミコ酢 pic.twitter.com/jezVar9KAp
— Berry20081010 (@rino_AAA) 2015年11月1日
酢玉ねぎうまーいっ♥︎
サラダに入れたよんっʕ•ᴥ•ʔ
酢玉ねぎはダイエットにぴったり♥︎#酢玉ねぎ#ダイエット#お酢#玉ねぎ pic.twitter.com/fSL57Mx1I8— ERIKA♡ (@Erika90614) 2015年7月13日
意外と美味しい組み合わせ・。・
ピーマンがゴーヤのような感覚になりgoodなんです👍✨
酢の玉ねぎもサラダ感が出て好き♡・。・#豆腐 #飯テロ #アレンジ#貧乏飯 #ピーマン10円 #創作#カツオ節 #ごまドレッシング #ポン酢 #たまねぎ #酢玉ねぎ pic.twitter.com/5XWHrDpyAi— ʚ一ノ瀬 彩ɞ ichinose aya (@1noseaya7) 2016年10月24日
【血液をサラサラ、料理に使えるソースレシピ】
・玉ねぎ酢
玉ねぎ1玉をすりおろし、1カップのお酢を加える・にんにくオイル
みじん切りしたにんにくを瓶に入れ、植物油を1カップ加える・ニラのごま油だれ
ニラを小口切りに、ごま油と小物油を1/2カップずつ、醤油を大さじ1加える pic.twitter.com/VtjHUzoS7R— 美美美!女子力アップ! (@ayu_for_diet) 2016年11月20日
最後に
いかがだったでしょうか。お酢と玉ねぎは、それだけでも優れた健康効果を持ち合わせ、これからの生活習慣病やガンなどの予防のために、積極的に食生活に取り入れたい食材です。そして、健康的だけでなく、ダイエット効果もあります。日々続けることで大いにダイエット効果が期待できるものです。
しかも、この酢玉ねぎのもう1つの魅力は、その作り方の簡単さです。しかも、手に入りやすい食材であり、保存も効いて、経済的。さらに、ドレッシングやお料理に合わせることで、飽きずに続けられます。中には、新しい組み合わせや料理を見つける楽しみもあるでしょう。
ぜひ酢玉ねぎを知ったこの機会に、健康的なダイエット生活のスタートとして試してみてください。
栄養士からのコメント
酢玉ねぎダイエットは、スライスもしくは粗みじんにした玉ねぎをお酢に漬け込み、毎日50~60g摂取するダイエットです。朝昼夕の食事に分けたり、間食に取り入れたりして毎日継続して摂取します。
お酢が体内でクエン酸に変わることで疲労や代謝に働きかけ、玉ねぎのケルセチン効果やデトックス効果などによる体質改善を期待するものです。
しかし、クエン酸が代謝に作用するのかどうかはわかっていません。「おそらく作用しないだろう」というのが、今日の科学の考えるところです。
加えて、国立健康・栄養研究所では、玉ねぎの健康効果については科学的な根拠がないとされています。ケルセチンについても、「慢性の非感染性前立腺炎の痛みの軽減に有効性が示唆されているが、その他のヒトでの有効性については信頼できる十分な情報が見当たらない。」としています。
とはいえ、玉ねぎの食物繊維や、ビタミン・ミネラルなどの摂取源として役立ち、これらの栄養素はダイエットをするうえで欠かすことのできない要素です。
美味しくダイエットと向き合うことで、ポジティブな気持ちが得られる「酢玉ねぎダイエット」。ぜひ、爽やかなメニューをダイエットに取り入れてみてください!