_4.jpg)
夜りんごダイエットの評価
-
総合評価
ダメ
推奨
3
-
金額
高い
安い
3
-
手軽さ
面倒
手軽
5
-
期間
長期
短期
2
-
信頼性
危険
安全
3
ざっくり言うと
夜りんごダイエットとは、3食のうち夜ご飯のみを加工していない生のりんごに置き換えるというダイエット方法です。
りんごに含まれているポリフェノールには、万病のもとといわれる増えすぎた活性酵素を除去する働きがあり、整腸作用や老化防止などの効果が期待できます。
ダイエット効果を高めるために、ポリフェノールや食物繊維が多く含まれる皮ごと食べるようにし、朝食と昼食でも栄養バランスを心がけた食事を摂るようにしましょう。
夜りんごダイエットは、夕食や夜食にりんごを食べるというとてもシンプルなダイエット方法です。
りんごダイエットは、少し前に大流行したダイエット方法のひとつでダイエットに関心のある人なら一度は挑戦してみたという人も多いのではないでしょうか。そしてこれから説明するこの夜りんごダイエットは、その当時に流行したダイエット方法とは少し異なります。
りんごを食べるという方法は同じですが、夕食や夜食にりんごを食べることでダイエット効果を得やすく、ダイエットに成功している人も多い方法なのです。そこで、改めて夜りんごダイエットのやり方や仕組みなどをご紹介していきたいと思います。
見出し
夜りんごダイエットの効果
夜りんごダイエットでどのくらい痩せることができるか
夜りんごダイエットを行うとどのくらい痩せることができるのでしょうか。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要」によれば、30代女性が1日に必要な推定カロリーは2,000kcalとなります。また、夜の摂取カロリーが多い傾向にあり、1000kcalとなります。
この夜ご飯を1個あたり約150〜200kcalのりんごに置き換えることによって、600〜800kcalの摂取カロリー削減とすることができます。
りんごに含まれるポリフェノールや食物繊維で体調も整える
また、りんごにはポリフェノールと食物繊維などが含まれているので、整腸作用や老化防止などのメリットも期待できます。単なる低カロリーのためにりんごで置き換えするというものではありません。りんごによる良い効果を取り入れつつ、摂取カロリーも減らしていくという効率的なダイエットなのです。
夜りんごダイエットを行っていると何となく体調が良くなってきたなと感じる人や、お肌の調子が良くなっているような気がするという口コミが多くあります。
これは気のせいではなく無理のない夜りんごダイエットを行っている人によく見られる現象で、ダイエットに用いているりんごが体に良い影響を及ぼしているのかもしれませんね。
もともと、りんごには「1日1個のりんごで医者知らず」という名言があるほど健康や美容に良い食べ物として知られています。その理由として主に挙げられるのがりんごに含まれるポリフェノールと食物繊維なんです。
ポリフェノールには、万病のもとといわれる「増えすぎた活性酵素」を除去する働きがあります。
また、豊富に含まれる食物繊維には、腸内のビフィズス菌を活性化させ、腸内環境を整えてくれる効果があります。
夜りんごダイエットをして、体調の改善を感じているという人もこれらりんごに含まれる成分の効果なのかもしれません。ビタミンC、ビタミンA、クエン酸など私たちの体には欠かすことのできない栄養素も、あの1個のりんごの中に凝縮されていますので、ダイエット以外の思わぬ効果を得るのも納得できます。
ダイエットはただ痩せて細くなれば良いというものではなく、よりキレイに痩せることができてこそダイエットは成功したといえます。夜りんごダイエットは正しく行うことができれば、体にも美容にも最適なダイエット方法だと言えますね。
初めて「夜りんごダイエット」に挑戦するという方へ
夜りんごダイエットの基本!どうやって始める?
夜りんごダイエットのやり方はいたって簡単です。
朝、昼、夜の3食の食事のうち、夜ご飯をりんごに置き換えるダイエット方法です。他に気をつけなければいけないことは、水分をいつもよりも多めに摂るようにすることです。それ以外にやらなければならないことはないので、りんごさえ毎日用意しておけば誰でも気軽で簡単に行うことのできるダイエット方法です。
夜りんごダイエットは、これまでのりんごダイエットのように、ただひたすらりんごを食事の変わりに食べ続けるというものではありません。3食のうち夜ごはんだけをりんごに置き換えるものなので、ダイエットを行う上でのストレスも最小限に留めることができます。
1日にどのくらいのりんごを食べるの?カロリーは?
1日に食べても良いりんごの量というのは特には決まっていません。気になるカロリーですが、りんご1個のカロリーは約150〜200kcalほどとなっています。果物はカロリーが高いというイメージですが、ご飯1膳分(150g)のカロリーは約240kcalなので、ご飯と比べてもかなり低いカロリーです。
また、生で食べるりんごは、他の果物や食べ物と比べても固いので、1個食べるのにはかなりの咀嚼(そしゃく)の回数が必要となります。咀嚼の回数が増えるということは、脳へ伝えられる満腹中枢への刺激を与えることに繋がります。りんごを1個食べただけでも、お腹いっぱいになる人も多いのではないでしょうか。
「特に何個食べなくちゃいけない」と考えることや、「何個しか食べてはいけないという」風に考える必要は全くありません。お腹を満たすまでりんごを食べても大丈夫です。
ただし、夜りんごダイエットで食べる時のりんごは、加工せずに生で食べることが重要となってきます。生のりんごは、咀嚼による満腹中枢刺激とともに、酵素が多く含まれており、消化機能や代謝機能の活性化にも繋がる効果があります。
なぜ夜に行う? 夜じゃなきゃダメ?
夜りんごダイエットは、夜ご飯にりんごを食べるダイエット方法ですが、そもそもなぜ夜に行うのでしょうか?
ダイエットの基本は、摂取カロリーよりも消費カロリーを多くすることで効率的に痩せることができるものです。そして夜の食事をりんごに置き換えることで1日の摂取カロリーを抑えることができるのですが、それにもうひとつ、夜の食事をりんごにするのには意味があるのです。
朝や昼の食事はこれから活動する上で、ある程度の食事を摂取したとしてもカロリーを消費することができます。逆に規則正しく食事を摂らなければ、途中で空腹になって余計な間食をしてみたり、我慢しすぎて体調を崩してしまうなどの弊害を起こす可能性が高くなってしまいます。
その点、夜ご飯をりんごにする場合、夜は眠るだけとなるためそれほど多くのカロリーを元々必要としないことと、もしもちょっと小腹が空いたなと思っても眠ってしまえばいいだけです。
なぜ夜にりんごダイエットを行うのかは、夜じゃなきゃダメというのではなく夜が一番効率よく、さらにはストレスを最小限に抑えながらダイエットをすることができるからというのが大きな理由です。
りんご以外に食べて良いものは?
夜りんごダイエットは、3食のうちの夜のご飯のみをりんごに置き換えて食べることになるので、りんごを食べる夜ご飯以外は、基本的には何を食べても大丈夫です。特にこれを食べてはいけないというものは一切ないのも嬉しいポイントです。
ただし、夜りんごを食べて頑張っているからとカロリーオーバーになってしまっては元も子もないので、栄養バランスの良い食事を心がけることは大切です。また、通常通り「このくらいのおやつは食べてもいいかな?」という甘えもできるだけ控えるようにしましょう。
ごく一般的な食生活できちっとした栄養を摂取することが夜りんごダイエットでは一番重要となります。総摂取量を抑えることができるプラスの効果を最大限に発揮するためにも、質の高い食生活を心がけることが大切です。ダイエットに成功したのはいいけれど、不健康になってしまったということがないように普通の食事心がけましょう。
目標体重までずっと続けた方がいい?
夜りんごダイエットは、目標体重に到達するまでずっと続けていた方がいいのか、それともある一定期間を設けてその期間内で一度終了した方が良いのか気になりますよね。
既存のりんごダイエットの場合は、短期集中のダイエットとして数日間取り組み、一旦休憩という流れにすることが体の健康のためにも重要とされています。
しかし、夜りんごダイエットの場合は、3食の食事のうちの1食分をりんごに置き換えるという方法であるため、長期的に取り組んでも差し支えないダイエット方法です。長期に取り組む場合は、朝昼の食事は、栄養バランスをしっかりと考えたメニューを摂るようにし、栄養不足とならないことが大切です。
栄養バランスとトータルの摂取カロリーをしっかり考えた食生活の中に、夜りんごダイエットを取り入れながらゆっくりと時間をかけて取り組んでいくことで、ダイエット前よりも健康的な身体を手に入れることも可能となってきます。
夜りんごダイエットで「痩せない」「効果なし」とならないためのやり方
夜りんごダイエットの効果をより高く得るためには?
せっかく行う夜りんごダイエットなので、ダイエット効果を最大限に発揮させてダイエットを成功させたいですよね。夜りんごダイエットの効果をより高く得るためには、まずりんごを皮ごと食べるようにしましょう。
りんごの成分として、重要なポリフェノールや食物繊維は、りんごの身の部分よりも皮に多く含まれていることがわかっているのです。そのため、りんごを食べる時には皮を剥かずにそのまま切って食べるようにすると、りんごの成分をより高く得ることができダイエットにもより良い効果を得ることができます。
そして、出来る限り、りんごは手を加えずに「生」のままで食べるようにしましょう。生の状態のりんごは固めなのでしっかりと咀嚼しなければ食べることができません。この咀嚼は満腹中枢を刺激するのでたくさん食べ過ぎることなくりんごを食べることができるのです。
りんごのカロリーは少なめと言っても、糖質が多く量を多く食べればそれだけカロリーも高くなってしまうものです。程よい量のりんごを食べることも、夜りんごダイエットの効果をより高くするためには大切なことなのです。
夜のりんごダイエットで理想の身体を手に入れよう!
夜りんごダイエットについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
これまでのりんごダイエットのイメージとはまたちょっと違ったものだったのではないかと思います。
ただひたすら同じものを食べるだけのダイエットは、飽きてリバウンドをしてしまったり、健康を害してしまう危険の多いダイエットとして多くのメディアなどで注意を促しているものも多いです。
ちょっと方法を変えるだけで、無理なく健康的に痩せることも充分可能となります。夜りんごダイエットを無理なく実践しダイエットを成功させちゃいましょう!
参考文献
日本人の食事摂取基準(2015 年版)の概要
アサヒグループホールディングス|りんごポリフェノール
文部科学省|食品成分データベース
管理栄養士 片村優美からのコメント
ポリフェノールには多くの種類がありますが、りんごにはりんごポリフェノールという独特の成分が含まれています。抗酸化作用があり、美容や健康に効果をもたらすものとして研究が進められています。
「甘いものが食べたいな」という時、洋菓子に手を伸ばすのは気が引けてしまいますよね。そんな時でも、果物ならビタミンやミネラル、食物繊維のような体に良い成分も一緒に摂ることができます。
無駄なカロリーを摂取するわけではなく、しっかりと必要な栄養素を取りこめるのが嬉しいですよね。夜にりんごを食べるという方法は意外性がありますが、食事の満足感を上げるという意味でも効果がありそうです。
ダイエット中には甘いおやつではなく、果物を上手にとり入れて、ストレスなく取り組んでほしいなと思います