
バランスボールダイエットの評価
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総合評価
ダメ
推奨
4
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金額
高い
安い
4
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手軽さ
面倒
手軽
4
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期間
長期
短期
3
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信頼性
危険
安全
2
ざっくり言うと
バランスボールダイエットとは、バランスボールの上に乗ってトレーニングしたり、腕立て伏せ、腹筋、背筋運動の補助として使用するダイエット方法です。
バランスボールダイエットをすることで、筋肉が集まっている下半身の足痩せや、上腕三頭筋をはじめとした上半身の引き締め効果が期待できます。
周囲の家具や障害物には十分に注意し、周りに柔らかいクッションや布団などを敷いて無理な体勢からの怪我や事故を防ぐようにしましょう。
今回は、バランスボールダイエットの口コミと効果についてご紹介していきます。
バランスボールというと、「ああ、昔流行ったアレね。」と思われる方もいるかもしれません。ですが、このバランスボールは今でもスポーツ選手がインナーマッスルを筋トレする際のエクササイズに使われていたりするそうでです。
腹筋運動などのキツイ運動をしなくても痩せることが可能な方法や、産後の骨盤を引き締める効果的な方法、脚やせのやり方、そしてバランスボールの選び方などを徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてくださいね。
見出し
バランスボールダイエットとは?
まず最初にバランスボールダイエットとはどのようなものなのか、そしてどうやって使用するのかについて簡単に説明したいと思います。体の各部のトレーニング法については、後ほど詳しくご紹介していきますね。
50年以上の歴史を誇るバランスボール
バランスボールの歴史は意外と古く、今から50年以上前の1960年代前半には、既にリハビリテーション用のアイテムとして用いられていたそうです。日本でブームを迎えたのは21世紀前後で、有名なスポーツ選手がトレーニングに使っていることから、爆発的に有名になりました。
バランスボールを一言で説明してしまえば、「人が乗っても大丈夫な強度を持った、伸縮性に富んだ大きなゴムボール」。サイズは体の大きさやトレーニングのメニューに応じて、様々なものがあります。両膝で挟んで内もも痩せに使用するような小さいサイズのものもあれば、上に乗った状態で腹筋や背筋を鍛えるための大きなサイズのものもあります。
バランスボールの使い方は多種多様!
バランスボールには、基本的に上に乗ってトレーニングをしたり、バランス運動をしたり、腕立て伏せや腹筋、背筋運動の補助に用いたりと様々な使い方があります。ただバランスボールの上に座っているだけでも、体を支えるための筋肉が使われるので、企業によってはバランスボールに座った状態でデスクワークをするような会社もあります。
もともとバランスボールはリハビリテーションを目的として開発されたという経緯がありますので、スポーツ選手のリハビリに用いられたり、整形外科的なケガからの回復を早めるための筋力トレーニングに用いられるようなこともあります。一般人のケガの治療からトップアスリートのトレーニングまで幅広く使われてきました。
バランスボールのダイエット効果
そんなバランスボールは、ダイエットに用いられることもあります。それではこのバランスボールを使用したダイエットにはどのような効果が期待されているのでしょうか。今回は4つの効果にフォーカスしてご紹介したいと思います。
下半身に効く脚やせ効果
バランスボールを用いると、効率よく脚やせをすることが可能です。そもそも、下半身には全身の70%もの筋肉が集まっているんです。脚を使って1km歩くことは可能ですが、逆立ちをして腕の力で1km歩くことはほとんどの人が不可能ですよね。それだけ下半身には重さに耐えられるだけの筋肉があるということなんです。
二の腕を引き締める効果
バランスボールを利用すると、二の腕を効果的に引き締めることも可能です。二の腕と言っても、アプローチすべきは上腕三頭筋と呼ばれる筋肉です。上腕三頭筋は簡単に言うと力こぶ(上腕に頭筋)の反対側に位置している筋肉で、ここにお肉がついてしまうと、バイバイした時にプルプルと揺れる、俗に「振りそで」などと言われる状態になってしまいます。
上腕三頭筋は上腕に頭筋に比べると筋力が弱く、また日常生活で使う機会の少ない筋肉です。それだけに、トレーニングの初期には結構キツイのですが、逆に言えば普段それだけ使っていないということなので、割と短期間で効果を感じることが可能だということにもなります。バランスボールを利用してトレーニングすることで、単に上腕三頭筋を鍛えるのみに留まらず、上半身全体の引き締め効果も期待できます。
インナーマッスルを鍛える効果
バランスボールをトレーニングに使う最大のメリットは、インナーマッスルも同時に鍛えられるということです。インナーマッスルについての考え方はいろいろありますが、ここでは普段なかなか鍛える機会のない小さい筋肉という意味でインナーマッスルを定義しておきたいと思います。
例えば腹筋運動で鍛えられるアウターマッスルは腹直筋や腹斜筋ですが、バランスボールによって鍛えられる筋肉にはそれに大腰筋と呼ばれるインナーマッスルが加わります。
よく「腹筋を6つに割る(シックスパックのことです)」などと言われますが、解剖図を見たことがある人ならご存知の通り、腹筋はもともと6つに分かれているものです。その上を脂肪が覆っているので、脂肪の量が減れば、筋力の如何にかかわらず腹筋は自然と割れることとなります。そして、脂肪を燃焼させるために重要なのがインナーマッスルである大腰筋なのです。
大腰筋は腰の骨と股関節をお腹側で結んでいるインナーマッスルだと説明されることが多いのですが、股関節を屈曲させる時にもこの大腰筋が重要な働きをしているのです。そのため、漫然と腹筋運動をするよりも、バランスボールを用いた方が、効果的にインナーマッスルを刺激すればダイエットを行うことが可能なのです。
産後のダイエットにも
バランスボールを用いたダイエットは産後の体重を戻す際にも効果的だそう。ダイエットとは「消費カロリー>摂取カロリー」とすることです。消費カロリーとは単に運動をした時に消費されるカロリーのことのみをいうのではなく、1日の間に特に運動をしていなくても消費される基礎代謝も消費カロリーに含まれます。そして、消費カロリーをあげるためには運動をするしかないのです。
動画から見る!バランスボールダイエットのやり方・方法
それではここからは、バランスボールダイエットの具体的なやり方を動画と一緒にいくつかピックアップしていきます。
バランスボールを使った下半身に聞く脚痩せダイエット
「筋力トレーンングなんてしたこともないし…」という方でも大丈夫。バランスボールを用いると、本当に簡単に下半身に効く脚痩せダイエットをすることが可能です。どれくらい簡単かというと、バランスボールの上に膝立ちするだけというシンプルさです。床に膝立ちするようなイメージで、両膝を肩幅程度に開いて、バランスボールを両膝で挟み込むようにして、バランスボールの上に膝立ちします。
この運動には、日頃使うことに少ない太ももの内側の筋肉(内転筋群といいます)を効果的に刺激し、太ももを引き締める効果があります。また、O脚矯正の効果もあるとのことです。さらに、バランスボールの上に両膝で立つ時には、臀部の筋肉も刺激されるため、ヒップアップにもつながります。
バランスボールの上に膝立ちするトレーニングの効果はそれだけに留まりません。バランスボールの上に膝立ちするトレーニングによって臀部や下肢の筋力がアップし、基礎代謝が促進されやすくなります。ということは、1日の内の何もしていない時間にも、脂肪燃焼効率が上昇することになり、「痩せやすい体質」へと転換することが可能となるのです。
さらには、下半身の筋力がアップすることで、筋ポンプ作用(下半身の血液を心臓に送り返す作用のことです)が強化され、足のむくみを改善したり、冷え症が改善したりという効果も期待されています。
二の腕を引き締めるバランスボールダイエット
やり方は簡単で、まずバランスボールの上に座ります。そのままお尻を前に移動させていき、床に落ちないように両手をバランすボールについて体を支えます。その状態で腕立て伏せの反対のような動作を行いましょう。
慣れないうちはバランスボールがぶれないように、壁にくっつけた状態で行ってもOKです。
バランスボールダイエットの注意点
ご存知かもしれませんが、バランスボールは慣れない状態で使うと、バランスを崩して転倒することが多々あります。バランスボールダイエットに挑戦する際には、周りに家具や障害物がないことを確認した上で、安全に行ってください。
また、無理な体勢などをとってしまうと思わぬ怪我や事故に繋がってしまう可能性もあります。安全には十分な注意を払って行うようにしましょう。もしも不安であれば周りに柔らかいクッションや布団などを敷いておくと安心が高まります。
バランスボールダイエットの口コミ
それでは実際に、バランスボールを用いたトレーニングによって、ダイエットをしたという方の口コミや体験談を見てみましょう。
子ども抱っこしながら、バランスボール!やってるやってる〜笑
ママ友にもおすすめしてるし😄#今くら#釈由美子#シェリーもやってる#バランスボール#育児あるある— いちこ (@niyariiiii) 2016年12月7日
バランスボールの効果まとめ
・インナーマッスルが鍛えられ姿勢が良くなる。
・骨盤の歪み解消
・血行を良くし肩こりや腰痛に効く
などなど嬉しい効果がたくさん😃#ダイエット #バランスボール pic.twitter.com/pce57EtKVN
— りえ@ダイエットアカ (@sekaowa0808v) 2016年12月16日
バランスボールは、不安定なのでそこから落下してしまったという事故も。だから https://t.co/yQZInpvVZq #バランスボール #健康 #kenkou #健康グッズ #腰痛
— バランスクッション 効果 (@balancecushion) 2016年12月28日
バランスボールの選び方には2種類ある
バランスボールの選び方には2通りあります。
自分の身長に合ったバランスボールを選ぶ
全身運動をする場合には自分の身長に合ったサイズのバランスボールを選ぶということです。身長の低い方があまりにも大きいバランスボールを使うと、転倒してけがをしてしまう危険性がありますし、逆に背の高い人があまり小さいバランスボールを使うと、効果的に筋肉を刺激できない結果ともなりかねません。
目安としてはボールに座った際に、股関節、膝が90°くらいになる高さのボールを選びましょう。
ダイエット方法に合ったバランスボールを選ぶ
もう1つの選び方は、筋力トレーニングやダイエット法に合ったサイズのバランスボールを選ぶということです。両足に挟んで締め付けるようなエクササイズを行う際には、自分の脚で挟めるサイズのバランスボールにしなければ意味がありません。スポーツ用品店のスタッフさんなら詳しく知っているので、購入する際には目的を伝えた上でアドバイスしてもらうとよいでしょう。また、事前にインターネットで調べておくとよいでしょう。
バランスボールダイエットを生活に取り入れてみよう!
バランスボールを用いたダイエット法についてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
バランスボールダイエットは、継続すれば減量以外にも腰痛改善や肩こり解消などの効果が期待できる体に嬉しいダイエット方法です。企業でも椅子の代わりにバランスボールを使っている会社もあるほどで、その効果の高さが証明されています。まずは椅子代わりに使ってみてはいかがでしょうか。
パーソナルトレーナー 萬浪嵩志からのコメント
バランスボールは大きな筋力を発揮するだけではバランスが取れません。
脳神経系から体全身に広がる固有受容器と言われる体のセンサー機能を高める効果があり、姿勢改善や維持に効果的です。
また、姿勢維持に重要なインナーマッスル刺激することで、バランスのとれた体型を作るきっかけ作りになる可能性があります。
さらにボールを使いバランスをとりながらエクササイズを行うことで、しなやかなボディラインを作ることも可能です。